こんにちは、OdagiriJです。
私たちは日常の中で、知らず知らずのうちに「線引き」や「ラベリング」をしています。
あの人たちはこうだ、あの集団はこういう特徴がある。
でも、その線はたいてい、自分に都合のいい場所で引いているものです。
少し外側から見れば、自分も同じ枠に入ってしまうことは珍しくありません。
今回は、そんな「都合のいい線引き」について、一緒に考えてみたいと思います。
学校での線引き
「あのクラスってこうだよね〜」
→ 他の学校から見たら、同じ「◯◯学校の生徒」のくくり。
「隣の学校ってこうだよね〜」
→ 他の市区町村から見たら、同じ「◯◯市(区町村)の学校」のくくり。
地域での線引き
「隣の◯◯市(区町村)ってこうだよね〜」
→ 他の都道府県から見たら、同じ「◯◯都道府県民」のくくり。
「◯◯都道府県の人ってこうだよね〜」
→ 海外の人から見たら、同じ日本人のくくり。
「あの国の人ってこうだよね〜」
→ 宇宙から見たら、同じ地球人のくくり。
性別での線引き
「男ってこうだよね〜」
「女ってこうだよね〜」
→ 他の生物から見たら、同じ人間。
仕事や趣味での線引き
「◯◯社(ライバル社)ってこうだよね〜」
→ 他業種から見たら、同じ業界のくくり。
「あのジャンルの趣味って変わってるよね〜」
→ 趣味がない人から見たら、全員「趣味人」。
世代での線引き
「今どきの若者は…」
→ 上の世代から見たら、あなたも若者だった。
「最近の高齢者は…」
→ いずれあなたもそのくくりに入れられる。
「あの世代は…」
→ 未来の人から見たら、同じ時代を生きた人類。
価値観での線引き
「あの考え方はおかしい」
→ 違う文化の人から見たら、あなたの常識も同じくらい変わっているかも。
「あんな生き方はムリ」
→ 別の環境の人から見たら、あなたの生活も謎ルールだらけかも。
実は自分もその中に含まれている
こうした線引きは、自分にその欠点や特徴が及ばない位置で引いてしまうことが多いです。
でも、視点を少し広げてみると
「実は自分もその中に含まれている」
ということに気づくはずです。
そう気づけば、ちょっと謙虚になれるかもしれません。
そして、相手に対して少し優しくなれるかもしれません。
どれだけ細かく線を引いても、宇宙から見れば全員「小さな青い星に住む生命体」。
そう思うだけで、肩の力がふっと抜けて、「まあいっか」と笑えることも増えるはずです。
まとめ
都合のいい線引きは、時に自分を狭い世界に閉じ込めます。
広い視点で見れば、私たちは意外なほど同じ仲間。
そんな視点を持てたら、毎日の景色が少し柔らかくなるかもしれません。