こんにちは、OdagiriJです!
みなさんは、嫌な言い方で正論を言ってくる人にイラッとしたことはありませんか?
自分の正しさを主張する人は時折、言い方が粗末になっている場合がありますよね。
「自分はこんなに正しいんだ」ということを主張しようとするあまり、言い方が荒っぽくなってしまうアレです。
今回はこのことについて、「料理とお皿」に例えて話をしてみたいと思います。
話の内容は「料理」話し方は「お皿」
話の内容を「料理」
話し方を「料理をのせるお皿」
このように例えてみます。
自分の話の正しさを主張しようと言い方がキツくなる人は言わば、
「美味しいと主張する料理を、汚い皿にのせて相手に食べさせようとしている」のです。
どんなに美味しい料理でも、皿がカビだらけだったら台無し。食べる気にはなりませんよね。
このように会話においては、「話の内容」だけでなく、「話し方」にも配慮する必要があるのです。
語尾に気をつける
では、「お皿=話し方」に気をつけるにはどうすればいいか。
全体的な言い方の問題もありますが、視点の1つとして大切なのが「語尾」です。
「これ、やっておいてもらっていいですか?」
「これ、やっといてもらっていい?」
「これ、やっといてよ」
「これ、やっとけよ」
「これ、やれよ」
「これ」
前半部分は同じでも、後半部分の丁寧さが違いますよね。
最後の方は完全に命令文、さらには「察しろ」的な傲慢さが伺えますね。
このように、文字数を短く済ませようとするほど、雑な言い方(=汚い皿)になる場合が多いです。
口調に気をつける
では丁寧語で、文字数も短くなければいいのでしょうか?
そうとは限りませんね。例えば先ほどの
「これ、やっておいてもらっていいですか?」
口調によっては、優しく言うこともできれば、上から目線で偉そうに言うこともできてしまいます。
相手を見下した言い方は、皿を汚し、さらにはひび割れて相手を傷つける場合もあります。
どんなに正しい内容でも、相手の顔をつぶすような言い方をすると台無しですね。
ひどいと料理を手づかみで相手の顔に投げつけている場合もあるかもしれません。
それではどんなに美味しい料理でも、相手は怒ってしまいます。
美味しい料理(正しい意見)を相手に飲み込んでもらうには、やはりきれいな皿(丁寧な話し方)にのせて届ける必要があるのです。
おわりに
正論は相手を助ける力にもなりますが、伝え方を誤れば関係を壊す刃にもなります。
だからこそ「話し方」に心を配ることが大切です。
料理を出すとき、汚れた皿では食欲をなくすように、言葉もまたきれいなお皿にのせてこそ、相手に受け取ってもらえます。
語尾や口調に少し意識を向けるだけで、驚くほど伝わり方は変わります。
正しさを押し付けるのではなく、届けたい思いを丁寧に盛り付けること。
これが人間関係を円滑にし、自分の言葉に価値を持たせる最良の方法ではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてくださいね。