こんにちは、OdagiriJです!
人間関係や毎日の出来事の中で、つい「イヤな部分」や「欠点」にばかり目がいってしまうことってありませんか。
でも、同じ相手や出来事でも「いい部分」に注目すると、世界の見え方はがらっと変わります。
今日は、食べ物の世界からヒントをもらって、もっと前向きに人や物事と付き合う考え方をお話しします。
可食部ってなに?
「可食部」とは、食べ物の中で食べられる部分のことです。
肉なら骨以外の肉そのもの、野菜や果物なら皮や種をのぞいた果実部分(もちろん食べられる皮や種もあります)。
反対に食べられない部分は「不可食部」と呼びます。
食べ物を食べるとき、わたしたちは自然と可食部だけを選んで食べています。硬い種や苦い皮は残しますよね。
ところが、人付き合いになるとこの習慣がなぜか逆転。わざわざ「不可食部」に注目して、「まずい!」と言ってしまうことがあるのです。
人にも可食部と不可食部がある
人間にも、食べ物でいう可食部(いい部分)と不可食部(あまりよくない部分)があります。
一般的には「長所と短所」と言われますが、ここではあえて可食部と不可食部という言葉を使いましょう。
例えば、「あの人は仕事は速いけど、口が悪い」など、わざわざ口の悪さばかりを気にしてしまうことはありませんか。
それはスイカを食べながら「皮は噛めないし、種は硬いし…」と言っているのと同じこと。
美味しい果肉が目の前にあるのに、見向きもしないのはもったいないですよね。
可食部を探す習慣
どんな人にも必ず可食部(いい部分)はあります。
それを探して味わうほうが、自分の心も満たされますし、人間関係もやわらかくなります。
さらに、自分の可食部も周囲に見せてあげましょう。
「ここおいしいよ!ぜひ味わってね」という気持ちで接すると、相手も同じようにこちらの可食部を見つけてくれるはずです。
人以外にも応用できる
この考え方は、人だけじゃなく物事全般にも使えます。
勉強 → 「つまらない部分」ではなく、「知識が身につく」「試験に合格する」という可食部に注目する
筋トレ → 「きつい動作」ではなく、「健康になる」「体型が引き締まる」という可食部に意識を向ける
やっている最中は美味しさを感じられない場合もあります。そんなときは
「味は苦いけど、栄養はたっぷり」と考えてみると、前向きに続けやすくなります。
人生の可食部を味わう
生活や人生にも、美味しいことと美味しくないことの両方があります。
大事なのは、美味しい部分に注目して味わうこと。
美味しくない部分も、調味料やふりかけで「味変」してしまえば、受け止め方はガラッと変わります。
過去を振り返るときも、嬉しかったことや楽しかったことを中心に思い出してみましょう。
そうすることで、人生全体を「おいしいもの」として認識できるようになります。
まとめ
人も、物事も、人生も、可食部だけをおいしくいただく意識で。
不要な部分にとらわれず、自分にとっておいしい時間や経験をたくさん味わっていきましょう。