こんにちは、OdagiriJです!
今回は、「言葉って会話の補助だったんだね」という話をしたいと思います。
前回に続いて、今回も会話についての話をします。
生活と会話は切り離せないですからね。今回も「会話のコツ」について考えたことをシェアしていきたいと思います!
言葉だけで会話しようとしない
会話となるとやはり「何をしゃべろう」と、言葉そのものに意識がいきがちですが、言葉だけでしゃべろうとしない意識が大切です。
言葉でしゃべるより、態度でしゃべる方が簡単です。態度にしゃべらせればいいのです。「態度」は口よりもおしゃべりです。会話においては、「態度」を全面に出し、「言葉は補助」くらいの認識がちょうどいい、というのが私の持論です。
態度や言い方、話し方にちょっと気を遣うだけで、会話は一気に楽しくなるのです。
非言語(ノンバーバル)のいろいろ
会話は、言語的(バーバル)と非言語的(ノンバーバル)の2つに類別できます。
「言葉しか意識しない会話」というのは、例えるなら「字幕しかない映画」です。つまらなそうですよね。
映画の主体は、映像・音声であり、これが会話でいう非言語部分にあたります。字幕は補助にすぎません。
では、非言語でしゃべるとはどういうことか、様々な種類を以下にあげていきます。
顔でしゃべる
・表情(笑った顔、穏やか顔、暗い顔、驚き顔、変顔、怒った顔、悲しい顔、無表情)
・目線(合う頻度、目力の強弱)
やはり非言語要素で外せないのは「顔」。会話は「顔と顔のやりとり」と言っても過言ではありません。
「すごいね〜」と言葉で言っても、顔が無表情だったら、「本当に思ってる?」となりますよね。
「表情」や「目線」をほったらかしにしていると、いつのまにか「つまらなそう」とか「怒ってる」とか誤解されてしまうかもしれません。
かと言って、ずーっと口角を上げた状態を保つのも不自然ですけどね。表情に自然に変化がつくようになると、楽しい会話になるでしょう。
声でしゃべる
・声色(普通の声、明るい声、暗い声、怒った声、悲しそうな声、変な声、棒読み声)
・トーン(高い声、低い声、ハキハキ声、ボソボソ声)
・スピード(普通、速い、遅い、リズミカル、ゆっくり)
・間(しゃべり出すタイミング、余白の長さ)
・抑揚(上記の要素に変化をつけながら話すと、抑揚・緩急になる)
声って言葉とは違うの?と思う人もいるかもしれませんが、言葉(セリフ)はあくまで字幕部分であり、その言葉(セリフ)を「どういう声で言うか」の「言い方」「話し方」の部分は非言語になります。やはり「声」は会話の核になる部分なので、様々なバリエーションがありますね。
こちらも「すごいね〜」と言葉で言っても、声が棒読みだったら「バカにされてる」という印象を与えてしまうでしょう。
「声の出し方」「言い方」は、会話においてとても重要なのです。
動きでしゃべる
・ジェスチャー(身振り手振り)
・リアクション(驚いて手を口に当てる、手をたたいて笑う、など感情に動きをのせる)
・距離感(体の距離、接触、じゃれあい)
・姿勢、体勢(相手に正対しているか、姿勢がいいか)
会話に動きが伴うと、話してるこちらがまず楽しくなってきます。さらに、相手をより楽しませることもできるでしょう。
ただし、接触に関しては嫌悪感を与えてしまう場合が多いので、よほど関係性に自信があるとき以外は避けるのがベターと言っておきます。
基本的には節度のある距離感で会話を楽しみましょう。
まとう雰囲気でしゃべる
・自信感
・余裕感
・不安感
・緊張感
・安心感
自分にまとう雰囲気が、会話の雰囲気を決定づけたりもします。
自信がある「様子」を出してみたり、余裕がある「様子」を醸し出してみたり。
実際に自信があるか、余裕があるかは関係ありません。
本当に自信があってもいいし、なくてもいいし。それは会話においてはどっちでもいいというか、どうでもいいのです。
ただ、当然「やりにいきすぎると不自然」になるので、注意しましょう。
不安感や緊張感は無論、出ないに越したことはありませんね。
スタンスでしゃべる
・共感、同意
・ツッコミ、からかい
・褒め、自虐
前回の記事で紹介した、「じゃんけん話法」についても触れておきます。
「どういうスタンスで相手に接するか」これも立派な非言語ですね。
詳しくは前回の記事会話ってじゃんけんっぽいかも。をご覧ください。
態度は常に上映中!
映画に例えると、態度は「映像・音声(メイン)」、言葉は「字幕(補助)」です。態度は良くも悪くも、常に上映中(勝手にしゃべっている状態)です。
しかし、今回あげた全てのノンバーバル要素を常に意識する必要はありません。(映画に出ているプロの役者さんは、多くのノンバーバルを意識して演じているとは思いますが)
普段の会話まで「見せる会話」に意識がいきすぎると、会話そのものを自分が楽しめなくなってしまいます。
普段の何気ない会話では、同時に2つ以上のノンバーバルポイントを意識するのは逆に疲れてしまいそうですね。
会話中のどの場面でも、何か1つができていればまずは十分なのではないでしょうか。
さらに、それが無意識にできたら最高ですね。
いかがでしたか?
普段の会話に限らず、スピーチや面接でもこのノンバーバル話法を取り入れてみると印象が良くなるでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。